悪い人材を見分ける

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人事採用担当者は、履歴書を見るだけで優秀な人材を見分ける

人事採用担当者は採用時に会社の利益になる人材と、不利益になる人材をふるいにかけ、自社に有益な人材を採用します。
この振り分け作業は、履歴書による書類選考時から始まっています。
履歴書に少々不備があっても、面接試験で好印象を与えれば採用されると安易に考えている人がいるのですが、そのようなことは決してありません。
たとえ面接試験で優秀な結果を出しても、履歴書に不備があると採用されません。
なぜなら履歴書に不備がみつかった時点で、その人の不採用が決定しますから、次の段階の面接試験に呼ばれることがないからです。

たとえば、次のような履歴書を書く人は採用されません。
履歴書を書く前にしっかりと確認して、採用される履歴書を書きましょう。
■誤字脱字が多い
漢字の誤用や文字の書き間違いが多い人は、まず採用されません。
また、間違った箇所を修正テープなどで隠して、その上に文字を書くのもNGです。
書き間違えたら、新しい履歴書に書き直しましょう。
また、間違えやすい漢字は辞書を引いて確認してください。

■学歴や経歴にごまかしがある
印象を良くしようと考えて、学歴やこれまでの職務経歴にうそを書く人がいますが、これは逆効果です。
虚偽の履歴書は明らかなルール違反ですし、うそつきな人と一緒に働きたいと思う人はいません。

■転職回数が多い
何度も転職している人の中には、就職して数カ月で仕事を辞めてしまう人がいます。
このように一つの会社で長期間働けない人は、職場に対する不満の多い人と見なされて、会社側はトラブルを避けるために採用しないことが多くなります。

面接ではここに気をつけよう

無事に書類選考に通ったら、次の関門の面接試験が待ち受けています。
面接ではその人の動作や態度から、どのような人柄なのかを見られています。
人事採用担当者がマイナス評価を下す、面接時の態度には次のようなものがあります。

貧乏揺すりをする、姿勢が悪い、話すときに目を合わせようとしない。
このような態度を取る人は、コミュニケーション能力が低いと判断され、採用されにくいので、注意しましょう。
また、女性に多いのですが、人の話を聞いているときや自分がしゃべるときに髪を触るクセがある人も嫌われます。

言葉のクセにも注意をはらいましょう。
評価が下がる言葉のクセは次のようものです。
(1)絶対に、(2)まあ、(3)とりあえず、(3)どうせなど。

絶対にという言葉を多発する人は、大した根拠もなくこの言葉を使っている場合がほとんどです。
私は絶対に御社の役に立つ活躍ができますといった自己アピールはやる気は感じられるのですが、どのような根拠で活躍できると思うのかを説明できなければ、薄っぺらい言葉を使う人として敬遠されます。

まあ、とりあえず、どうせ……などが口癖になっている人も要注意です。
やる気が感じられないと受け止められる可能性が高いからです。

まとめ

このように人事担当者は、些細な点も見逃さず厳しくチェックをしています。
就職活動をするときは「これくらは構わないだろう」という気の緩みは禁物です。
気を抜くことなく、ビジネスマナーを守った対応が必要です。