採用広報で考えるべき3つの意識
どうしてその会社にはいい人材が集まらないのか
採用担当者にとって大きな課題となるのが、どのように求人情報をメディアにアップしてもらうかということです。
現在では求人情報を扱うのは専門誌や学校施設だけでなく、テレビやインターネットでのサイトや動画、さらにはSNSでの発信などかなり数多くの種類に渡っています。
就職採用活動においては応募してきた人材の選別も確かに重要ですが、その前段階となる優秀な人材からのエントリーも大きな課題となってきます。
応募をする学生にしてもなんとなくよさそうというような漠然とした感覚ではなく、しっかり自分の将来のプランに合った仕事をしていくことができるという確信が持てるかが、エントリーする企業の条件になってきます。
案外企業の採用担当者というのはこうした採用広報についてはあまり重要視していないことも多く、いざ本当のエントリーシートが集まってくる段階になって「あまり当社に望ましい人がいない」とぼやくようなケースも見られています。
今時の学生は効率重視です
採用担当者として広報戦略を作るなら、やはり今時の学生のニーズにあった方法をとることが大切です。
今時の学生は効率や即効性を重視する傾向にあるので、できるだけ早くにその企業の特徴をつかむことができるかということが判断材料になってきます。
採用広報者が気にするべきポイントは以下の三点です。
1.未来に希望が感じられるものであるか
2.自社の強みを確実に伝えられるものであるか
3.会社としての経営方針が明確に示されているか
「どうせキャッチフレーズなんて人寄せのためのツール」と割り切る企業もあるようですが、単なる商品売買ならともかく長くその企業で勤務をしてもらう人材を集めるなら刹那的でインパクト重視なフレーズは避けるべきと言えます。
上記3つの点に気をつけ、かつできるだけ短いフレーズで意図を伝えられる広告をつくることができるかどうかが採用担当者にとって能力を問われるところです。